「大黒家」のサロン「大黒家倶楽部」にてコンサートをさせて頂いた。
「春のこえ 春のうた」と題しさまざまな春の景色を歌った作品、
今話題の「千の風になって」や、
作詞家の柴田和一さん、作曲家の大谷雅さんの新作作品、私の恩師でもある
神戸孝夫先生の作品などを演奏させて頂く。
今回は共演のソプラノ、坪井フミ子さんやピアニストの金子順子さんの
人気も手伝ってご案内早々に完売してしまい、たくさんの方々に囲まれ
心から作品の世界に向かい合い表現することができたように思う。
「言霊」という言葉があるが音にも同じように「音霊」があると感じる。
歌の伴奏をしているとき歌詞を心で共に語りながらピアノを弾くと全く音が
違う。
歌の伴奏の喜びは「言霊」と「音霊」、同時に体感できるところ
にもあると思う。
それにしても心の震えるような感動を音を通して表現する喜び、
そしてお客様とともに共感できる一瞬一瞬は本当に愛おしいものだ。
これからもそんな時間を大切に心に響きあう音楽を演奏できたらと
願う。
帰りがけ祭りの後のような閑散とした仲見世通りを散策する。
浅草寺の境内から空を見上げると美しいお月様。
あたたかで優しい光に包まれ心地よい疲れと感謝の思いで
浅草を後にした。
明日から5月。「春のこえ」が聞こえる。


